人形芝居えびす座

昔の傀儡師

〜「えびすかき」の復興をめざして〜
 西宮の傀儡師の演じる人形操りを「夷かき」と呼ばれ、人形の箱を首から下げて人形を操り全国を廻りえびす信仰を広げました。安土・桃山時代に西宮の傀儡師の活動は最盛期を迎え、淡路や徳島の人形浄瑠璃に発展していきましたが、西宮では徐々に廃れていき、明治の終わりに吉田小六を最後に無くなりました。
 私たち人形芝居えびす座は、この「えびすかき」を貴重な地域文化遺産として復興させることを目的に商店主で結成しました。阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた西宮中央商店街を含む地域のまちおこしのシンボルとして設立した戎座人形芝居館を主に、子どもや大人も楽しめる「えびすかき えびす舞」、五穀豊穣を祈って土地を踏み鳴らし、天地の神々を呼び起こす「三番叟まわし」、狂言あそび「猫太夫と鯛おとこ 〜釣りやんせ」などを上演しています。
 

えびすかき

 平成21年12月には西宮神社ならびに百太夫神社の前で正式に「えびすかき再興」を宣言。消え失せた口上を再現し、神と人間の媒体である人形を回して人々を勇気づけた門付け「えびすかき」を再現してまいります。

資料提供:人形劇の図書館



演目

 ご希望があれば、門付け芸として祝い事等に、また西宮の伝統芸能として地域のふれ合い事業などで上演いたします。費用等につきましては、以下の「お問い合わせ」欄にてお問い合せください。

 えびすかき「えびす舞」

えびすかき「えびす舞」

◎えびす様は、皆様に福を与えようと、鯛を釣りに出かけるのですが、そこで釣れるものは…(笑い)。最後に鯛が釣れてめでたしめでたし。
 大好きな御神酒を召し上がって酔ったえびす様は、自分の生まれや素性を歌に合わせて舞い踊ります。たらふくの御神酒で楽しさの頂点に達し、皆々様に大きな福を授けます。


 ご祝儀「三番叟まわし」

三番叟まわし

◎ 五穀豊穣を祈り、土地を踏み鳴らし、天地の神々を呼び起こし、種を撒きます。主遣いと足遣いの二人で人形をまわします。









 狂言あそび「猫太夫と鯛おとこ〜釣りやんせ」

狂言あそび

(作・木村桂子/演者・人形芝居えびす座)
◎えべっさんの門前町で商いする遊女(あそびめ)猫太夫は、仕事がなくてその日の食い扶持を得るために御前浜にて釣りをし、得意の人形まわしで見事に大鯛(鯛おとこ)を釣り上げます。食べられたくない鯛おとこは、男っぽい色気で逆に猫太夫を誘惑します…。



上演案内

えびすかき「えびす舞」

 文楽や人形浄瑠璃のルーツである「えびすかき」の復活を目指し、このまちの伝統文化を掘り起こします。
 現在、西宮神社境内において毎月十日の「十日参り」の日に合わせて上演しています(観劇無料)。
また、この他にも、いろいろな場所にて、えびすかき「えびす舞」を上演しています。

上演スケジュールは、こちらの上演案内からご覧ください。
また、以下のフェイスブックページからも、最新の活動状況を発信しています。


出演歴(抜粋)

■2011年:フランス シャルルヴィルメジュール市にて開催される「国際人形劇フェスティバル」に参加。2013年、2015年にも継続参加。
■2013年:「飯田人形劇フェスティバル」伝統芸能部門で招待参加(2014年、2015年も継続参加)。
■2013年:人形浄瑠璃街道主催の「淡路人形鱧祭り」(2013年 京都八坂神社能舞台/2014年 池坊学園ホール)にて上演。
■2014年:白鷹禄水苑主催「弱法師」に出演。
■2015年:静岡県主催「国際白隠フォーラム」及び、「伝統芸能フェスティバル」に招待参加。
■2015年:厄神文楽「東光寺」に文楽の人形遣い吉田和夫氏と共演。
■2014年:能楽師・辰巳満次郎氏の創作能「道頓」に参加。劇中でえびす舞を上演。
■2015年:厄神文楽「東光寺」に文楽の人形遣い吉田和夫氏と共演。
■2016年:カンボジアにて、コンボンドム州の観光局ならびに文化芸術局主催の交流イベントに出演。プノンペンでのKIZUNAフェスタ(日本大使館主催)や、日本人学校でも上演し好評を得る。
他、地域内外の祭やイベント、大学・高校・小中学校に出演多数

テレビ出演歴(抜粋)

◎朝日放送「おはよう朝日です」に出演。
◎NHK「ぐるっと関西おひるまえ」で、2度紹介される。
◎NHK「ええとこ」で西宮の紹介の中で取り上げられている。
◎関西テレビ「よーいドン」で「となりの人間国宝さん」に認定された。
◎eoひかりテレビ「原田伸朗のこのまちええなあ」に出演。
その他、京阪神間のケーブルテレビに出演多数。

ええとこ










受賞歴

■2015年10月:兵庫県から「人間サイズのまちづくり賞・知事賞」を受賞。
■2016年2月:西宮市市制90周年にて感謝状を授与される。

お問い合わせ

人形芝居えびす座
〒662-0973 兵庫県西宮市田中町4−9 あんのん舘3F
TEL 0798-39-1723
FAX 0798-39-1724
E-Mail info@ebisuza.com


座 員

  • 武地 秀実 (座長)
  • 松田 恵司
  • 中川 真希子
  • 田中 健太
  • 藤川 浩志
  • 藤本 香子


協 力

人形芝居「えびす座」の活動に協力してくださった下記の方々に深く感謝いたします。

  • 「人形洋」甘利 洋一郎 先生…えびす人形制作、衣装制作指導、舞台演出指南
  • 勝部 継弘 様(染織工房 勝部)…衣装協力
  • オーシロカズミ 様(漫画家、イラストレーター)…衣装協力、人形制作協力
  • 柴田 英典 様…人形制作協力、舞台道具協力
  • 吉田 朋子 様(語り部)…衣装協力、人形制作協力、舞台道具協力
  • 増田 としこ 様(人形制作)…旧えびす人形(現在は返納して未使用)の制作

上記の他、ご協力いただいた多くの方に感謝いたします。