法律？相談（183号）

2021.03.31

法律相談

弁護士法人芦屋西宮市民法律事務所

事務所にかかってきた電話で、あるいは、自治体等の法律相談の担当者として、相談を受ける機会があります。それらの中には、弁護士として何もできないものがあります。法律的に成り立たない主張や、証拠がなく裁判で認められないものなどです。
これらに対しては否定的な応答をするほかなく、それを聞いた相談者は落胆されることが多いので、弁護士としてはつらいです。しかし、相談者の中には「聞いてもらってスッとしました」と、相談開始時より明るい声色・表情で相談を終える方が、結構おられます。法律相談としては無益でも、対話が有益なことがままあるようです。
コロナ禍で、悩みが増える一方、それを話す機会は減っています。思い詰めた結果であろう痛ましい事件も、散見されます。守秘義務ある弁護士による（無料）法律相談を、悩みを話す機会としても、ご活用いただければと思います。

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