子どもに関する法律相談 ⑤【弁護士法人 芦屋西宮市民法律事務所】(189号)
法律相談
今回は、子どもに関する法律相談の最終回として、子どもの意見表明(アドボカシー)について、お話しします。
最近、児童福祉の現場などで、「子どもアドボカシー」という言葉が注目を集めています。考え方はシンプルで、権利侵害されている子どものために、誰かが子どもの意見を聞き取り(意を汲んで)声に出し、子どもの権利を守っていこう、というものです。主役の子どもの意見を、人や機関等に適切に伝えて、子どもの権利を守り、希望をかなえていく活動です。
兵庫県弁護士会では、親からの虐待等で一時保護された子ども全員に、弁護士に直接会って意見を伝えることができる制度を始めました。まずは、話を聞くことで、子どもと信頼関係が生まれ、意見表明(代弁)へとつながります。
お忙しいとは思いますが、ご家庭でも、お子さんの気持ちをゆっくりと聞く機会を作ってみてはいかがでしょうか。
問い合わせ
弁護士法人 芦屋西宮市民法律事務所
西宮市甲風園1丁目8-1 ゆとり生活館AMIS5階
TEL 0798-68-3161 ※阪急西宮北口駅北西出口 徒歩約5分