辰馬考古資料館 秋季展「石棒と銅鐸ー縄文・弥生の祈りと祭り」(185号)

辰馬考古資料館
とももセレクト

10月9日(土)〜12月5日(日)

公益財団法人辰馬考古資料館は白鷹の三代目辰馬悦蔵翁が1976年に設立した博物館です。京都帝国大学で日本の考古学を研究し、特に銅鐸と玉類等に取り組み、家業を継ぐも、その学の進歩に寄与しました。そして、銅鐸や玉類、銅鏡・縄文土器や道具などの海外への流出を憂い、私財を投じて自ら保護したものです。
銅鐸は質量ともに水準をぬき、収蔵品21点(富岡鉄斎作品を含む)が重要文化財に指定されています。
今回の展示は、縄文・弥生時代のマツリに関連した資料展です。「これらの資料は、現代とは異なる人・社会・自然との関わりを反映していると想定されていて、当時の人々の行いによって、形を変えたり、大小のつくり分けや変化を示します」と学芸員の青木さん。銅鐸(音を鳴らすもの)、石棒や土面(何者かに扮するための道具)などから当時のマツリを感じてみてください。

★入館料:一般200円、学生100円 ◎11/6(土)講演会開催(事前申込制)

辰馬考古資料館
西宮市松下町2-28 TEL0798-34-0130 10:00~16:30(入館は16:00まで) 月曜休


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