新しくなった西宮地方卸売市場(おろいち)でともも味噌づくり教室!(194号)

1面特集記事

国内各地から新鮮な青果物等を集荷し、消費者へ生鮮食料品を安定供給してきた西宮市地方卸売市場は、新たに再生整備され、この12月1日より新卸売市場として開場しました。長年続けてきました「ともも味噌づくり教室」も引き続き、新卸売市場にて実施します。

西宮地方卸売市場の歴史

◎昔懐かしい卸売市場の風景

◎昔懐かしい卸売市場の風景

◎昔懐かしい卸売市場の風景

◎昔懐かしい卸売市場の風景

◎昔懐かしい卸売市場の風景

◎昔懐かしい卸売市場の風景

◎昔懐かしい卸売市場の風景

◎昔懐かしい卸売市場の風景

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明治18年に与古道町で生まれた卸売市場。それから青物や鮮魚などを扱い、昭和47年には地方卸売市場法の制定に伴い、西宮市地方卸売市場、西宮東地方卸売市場(東市場)、西宮西地方卸売市場(西市場)となります。
昭和40年代には最盛期を迎え、3市場は青果・鮮魚・乾物・塩干他付属業者を合わせて166業者となり、買い出し業者も三田方面まで広がり一日500人程度の客で賑わいました。同市場はセリによって取引が行われるのではなく、それぞれが独立して荷受け業務と仲卸業務を兼ね、相対ウリ(市場内業者と買い出し業者が直接値段交渉をして取引)で行われています。
昭和50年頃から全国の卸売市場が低迷期に。大型スーパーや外食産業の進出、個人店舗の激減で、市場の業者も廃業に追い込まれ166業者から40業者に減少。さらに阪神淡路大震災で西市場は全壊し廃場。その後、老朽化による問題も多発していたことから街づくりの観点から様々な検討を重ねて、このほど新市場として生まれ変わりました。

市民が楽しめる新しい西宮地方卸売市場に!

◎新しくなった西宮地方卸売市場

◎新しくなった西宮地方卸売市場

11月26日(日)の竣工式では「新市場を使ったマルシェや様々なイベントの開催、また災害時における施設の利用など、地域に密着した卸売市場をつくりたいと考えています」と代表の矢木清貴さん。「市場と連携してJR西宮の新しい顔として市民が憩え、安心して暮らせる街にしたい」と西宮市長が挨拶。市場の中にはカフェもでき、来年2月から毎月第2日曜(11時〜17時)に「おろいちマルシェ」を開催するそう。
始めてから35年、恒例となっている「ともも味噌づくり教室」は、同市場の共催で阪神間の手づくり味噌の基盤を作ってきました。令和6年からは、この新市場で行います。「ともも味噌づくり教室」の詳細は、こちらから。

西宮地方卸売市場
西宮市池田町5-3 TEL0798-33-0810
WEBサイト:https://oroichi.com/

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