矯正のお話【保田矯正歯科 保田好秀】(172号)

矯正歯科 保田矯正歯科
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無呼吸症の大人の患者さんに、睡眠中に口腔内に入れる器具があります。仕組みははめることで下顎が前方に誘導され、舌の居場所が大きくなり、睡眠中に舌が気道に蓋をしないようにするためのものです。鼻にマスクをして圧をかけて舌が気道を塞がないようにするCPAPという器械もありますが、持ち運びには不向きで、旅行とか出張には制約があるそうです。
なんでこんな話を持ちだしたかというと、睡眠時無呼吸症の人は下顎が小さい、いわゆる小顎症の人が多いと言われていますが、そういう場合には矯正治療も一つの手段となります。無呼吸症の予防として、成人では下顎の骨を切って前へずらす手術を併用する外科的矯正治療が、また子どもの場合には下顎の前方への成長を促すような矯正治療が有効です。こういう患者さんの傾向として上顎が狭い場合が多いのですが、最近では大人の患者さんでも上顎をきれいに広げることができるようになったので、取り組みやすくなりました。
先日、睡眠外来で行っているPSGという検査の実際を勉強しましたが、矯正医も含めた歯科医師が睡眠のことをもっと理解しなくてはいけないし、睡眠外来と歯科、あるいは矯正歯科の連携の必要性をひしひしと感じました。また、矯正歯科治療でどんなことができる、こんなことができるという発信力の低さも感じた一日でもありました。

保田矯正歯科 保田好秀
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