皮疹のお話⑭ 赤ら顔について【田所クリニック 田所 丈嗣(医学博士)】(190号)

皮フ科・形成外科 田所クリニック
ヘルスコラム
皮疹のお話⑭ 赤ら顔について【田所クリニック 田所 丈嗣(医学博士)】(190号)

皮疹のお話⑭ 赤ら顔について(190号)

この年末はやっと忘年会などが開かれ、頬を赤くして外を歩く人々が増えるかも知れません。しかし、飲酒に関わらず赤ら顔になってしまう脂漏性皮膚炎やしゅさという病気もあります。
 脂漏性皮膚炎は皮脂の多い鼻の横や眉間などが赤くなりやすい皮膚炎で、細菌や酵母類の感染や皮脂分泌異常などが原因とされています。抗真菌剤の外用は良く効きますが、これが合わない場合にはステロイドを外用します。
 しゅさは白人の赤ら顔を思い浮かべてもらえば分かりやすいのですが、原因はいまだ不明とされています。悪化すると炎症性の結節などを作るため、肌を刺激するようなお酒や香辛料、紫外線などは避ける必要があります。抗生剤の内服は効果的ですが、代わりにニキビ用の外用薬が効くこともあります。最近ではしゅさ用の新たな外用薬が認可されたため患者さんには朗報となりました。赤ら顔の人が必ずしも酒好きとは限らないので、くれぐれも誤解がないようお願いします。

皮フ科・形成外科 田所クリニック 田所 丈嗣 (医学博士)
西宮市田中町5-20-2F(エビスタ西出口すぐ)
TEL0798-36-1112 http://tadokoro-clinic.jp

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