特集 夏休み 西宮 子どものための伝統文化体験フェスティバル(184号)
子どもたちに 日本の、地域の、伝統芸能を伝えたい
西宮神社には芸能の祖神が祀られている百太夫神社があります。ここを拠点とした「えびすかき」といわれる傀儡師たちの芸能が、西宮神社のご神徳とともに全国へ広がり、各地の郷土の中で発展してきました。また西宮市鳴尾町には伝統的な様式を備えた西宮能楽堂があり、これら地域資源である西宮神社と西宮能楽堂を会場にして、地域に根付く伝統文化体験を実施することになりました(西宮能楽堂での他の行事は4頁を参照)。
子どもの頃から地域の伝統芸能や伝統文化を体験することによって、自分の住む地域のなりたちや歴史を知り、街への愛着や誇りを持つことができるでしょう。そして成長につれて故郷と自分が心の根っこでつながっていくことでしょう。
今回は、新型コロナウィルス感染拡大による自粛生活を強いられた子どもや親子が、明るい気持ちになってもらうことを願い、11種類のワークショップとして企画しました。五感を通じて伝統文化を味わい、いきいきとした未来を創ってほしいと願っています。
★催しの内容
■日時:7月23日(金・祝)10時〜16時
■会場:西宮神社(社務所2階、神社会館、六英堂)
■対象:小学1年〜中学3年生(保護者付き添いのみ)※未就学児はご参加できません。先着順
■参加費:無料(事前予約制)
■問合せ・申込み:TEL 0798-48-5570 西宮能楽堂(10:00〜17:00)申し込み受付中!
■主催:西宮子どものための伝統文化体験フェスティバル実行委員会
ワークショップの内容
①華道
池坊 薮崎眞知子
小学3年〜中学3年生(各回8人)
季節のお花を、美しく生けることを学びましょう。
②茶道
茶道裏千家 吉本宗英、他2名
小学1年〜中学3年生(各回5人)
茶道の良さを体験しましょう。
③書道
書家 佐久間美保
小学1年〜中学3年生(各回8人)
うちわをデザインして、文字を書いてみよう。
④折形
「包みと結びのお教室」主宰 小池博美
小学1年〜中学3年生(各回5人)
心を込めて和紙を折りましょう。
⑤コマ回し
枇杷紘一郎、枇杷喜代子
小学1年〜中学3年生(各回8人)
いろんなコマを回してみよう。
⑥えびすかき(えびす人形まわし)
人形芝居えびす座
小学3年〜中学3年生(親子または友達2人で各回5組)1人でも可
えべっさんの人形芝居をしてみよう。
⑦獅子舞
西宮神社若えびす獅子舞保存会
小学3年〜中学3年生(各回5人)
獅子頭をかぶって舞ってみよう。
⑧能
シテ方観世流能楽師 梅若基徳、梅若雄一郎
小学1年〜中学3年生(各回8人)
能面をつけて、すり足を体験しよう。
⑨狂言
狂言方大蔵流能楽師 善竹隆司、善竹隆平
小学1年〜中学3年生(各回8人)
狂言「柿山伏」を楽しく体験してみよう。
⑩三味線
長唄三味線方 大塚拝子
小学3年〜中学3年生(各回5人)
三味線を弾いてみましょう。
⑪落語
落語家 笑福亭松喬(しょうふくていしょきょう)
小学1年〜中学3年生(各回8人)
小話をして人気者になろう。
時間割りと会場地図
えびす宮総本社 西宮神社
西宮市社家町1-17 TEL 0798-33-0321
阪神西宮駅徒歩約5分、JRさくら夙川駅徒歩約8分