芦屋浜で学び合いから共創のまちづくりへ【こくさいひろば芦屋】(190号)

芦屋浜で学び合いから共創のまちづくりへ【こくさいひろば芦屋】(190号)
1面特集記事

マダガスカルカフェやインドカフェを開催

こくさいひろば芦屋

代表の三宅真理子さん

代表の三宅真理子さん

◎シュレシ・ヴェトさん

◎シュレシ・ヴェトさん

芦屋浜の団地集会所やカフェで地域の方々も参加できる海外各地にちなんだイベントが開催されています。旅行では知ることができないそれぞれの国の暮らし方や楽しみ方などを知ることができます。芦屋浜で外国人との学び合いや共創によるまちづくりに取り組む、「こくさいひろば芦屋」代表の三宅真理子さんにお話を伺いました。

11月13日(日)に集会所で開催されたインドカフェは、インド出身で30年以上も日本に暮らすシュレシ・ヴェトさんから衣食住についてのレクチャー。6月のファナさんとタヒさんのマダガスカル・カフェに続き開催。10カ国以上からメンバーが集まりました。
この地域に暮らす日本人と外国人とが言葉や文化を学び合うこの活動は、メンバー同士の学び合いだけでなく、自治会などと連携して地元の方々に参加してもらうイベントも多く、メンバーの国の言葉で挨拶をしていくスタンプラリーなど多彩です。
今回のカフェの聞き手はこの地域に暮らす大学1年生の是川光さんで、いきなりシュレシ・ヴェトさんの着ていた服への質問。インドではオーダーメイドが一般的で、シャツにはシュレシさんの名前が刺繍されていました。また、インドの家庭ではあまりナンは食べず主にチャパティ。ナンはアフガニスタンのカブールが有名という説明にみんな驚きます。

◎開催前に笑顔でふれあう参加者たち

◎開催前に笑顔でふれあう参加者たち

◎シュレンさんが作ったお菓子をいただきます

◎シュレンさんが作ったお菓子をいただきます

◎インドカフェに集まったメンバーたち

◎インドカフェに集まったメンバーたち

ヒンズーの文化では日本でいう家相を気にするなど、衣食から住までお話しが展開。参加していた中国からの小学4年生の唐紫月さんが一番後ろの席から疑問を素直に質問していたのが印象的でした。大人も多い会場で子どもたちも積極的。シュレシさんお薦めのデザートとチャイの時間もあり、唐さんをはじめ外国の子どもたちが積極的におもてなしする姿も目立ちました。
毎回、講師を務めるのは大人だけではありません。スペイン出身の中学生や、フィリピン出身の中高生が講師となった「食事の方法のレッスン」は、会場(カフェブーケ)が満員になる人気の講演会で、こうした企画も高校生らが司会を務め会場を盛り上げています。
三宅さんは「決してメンバーの国の文化ということではなく、一人ひとりの個人のもつ文化をお互いが知り合うということを大切にしている」と話します。そういえば、『エカテリーナさんのECOビューティーメソッド』とか、『華道家バイビコフ・イリヤさんに学ぶ お花のデモンストレーション』など、つねにメンバーの名前が付いていました。
三宅さんは「中学生や高校生による講演会では、それぞれの親戚にZOOMなどを使って、芦屋浜と海外とを繋いでいます。身近な地域のなかで、いろいろな国のことが知れることを楽しんでもらいたい」と話します。次回は、アフリカのニジェールのカフェを開催する予定です。

◎団地集会所でのマダガスカルカフェの時の様子

◎団地集会所でのマダガスカルカフェの時の様子

◎恒例の地元との連携で行うスタンプラリー

◎恒例の地元との連携で行うスタンプラリー

◎中高生による食事のレッスン

◎中高生による食事のレッスン

◎地元の方々へ向けたお正月用のお花のレッスン

◎地元の方々へ向けたお正月用のお花のレッスン

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「こくさいひろば芦屋」のホームページ

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問い合わせメール:kokusaihiroba.ashiya@gmail.com

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