専門医が教える不妊症 ④ 排卵誘発法【こじまクリニック 小嶋 哲矢(医学博士)】(177号)

婦人科・女性内科 こじまクリニック
ヘルスコラム
専門医が教える不妊症  風しんの話

専門医が教える不妊症  排卵誘発法

今回は「排卵誘発法」についての話です。排卵のタイミングを知るとき、基礎体温表を参考にしたり、超音波検査で卵巣の状況を観察したりします。月経から排卵までに時間を要したり、無排卵の状態である場合はもちろん、自然排卵で一定期間授からない場合は排卵誘発法を併用することをおすすめします。
排卵誘発剤と聞くと、多胎妊娠や生まれてくる赤ちゃんに支障がでないかなどのご心配の声を聞きますが、正しく使用すれば怖いものではありません。排卵誘発の場合は超音波検査を行い、卵胞(卵子の袋)の発育状況や個数を説明します。多胎の頻度は50人に1人くらいの割合です。また、お薬は直接卵子に作用しませんので、授かった赤ちゃんには薬の影響はでないと考えられます。
自然排卵のタイミング法でなかなか授からない、排卵日がよくわからないなどあるようでしたらお気軽にご相談ください。

婦人科・女性内科 こじまクリニック 小嶋 哲矢 (医学博士)
西宮市田中町5-20 エスプレッソ西宮4F(阪神西宮駅から徒歩1分)
TEL0798-56-8602 http://koji-cli.com

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