コロナのお薬について【西川医院　西川 宏信（日本外科学会 外科専門医）】（193号）

◎コロナのお薬について

最近はコロナが流行しても以前ほど騒がれなくなりました。それはやはりワクチンを受けている人が増え、コロナウィルスに対する抗体を持っている人が増えたおかげであると思います。さらに最近はコロナウィルスに対するお薬も良くなりました。
ウィルスに対する薬は、一般に発熱期間を1日ほど短くする程度の効果と言われていますが、後遺症に関しては薬を飲んでいる人の方が少ない傾向にあることから、抗ウィルス薬の内服を私は積極的に勧めています。ただ、一緒に飲んではいけない薬があったり妊娠の可能性のある人は飲めない、薬を置いている薬局が限られているなど、注意すべきこともあるので主治医の先生とよく相談する必要があります。
コロナウィルス感染症もこの世に出た時よりは随分と研究されワクチン、治療薬と治療法がある程度確立されています。それでもインフルエンザよりはまだしんどい感染症とは思います。9月からはさらに新しくなったワクチン接種も始まります。まだまだ大変ですが頑張って皆さんでこの難局を乗り切ってまいりましょう！

内科・外科・皮膚科　西川医院 西川 宏信 (日本外科学会 外科専門医)
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