エコー検査で胆嚢(たんのう)を調べておくメリット【西川医院 西川 宏信(日本外科学会 外科専門医)】(186号)

内科・外科・皮膚科・性感染症内科・肛門外科 西川医院
ヘルスコラム

エコー検査で胆嚢(たんのう)を調べておくメリット

このコロナ禍で熱が出たとなると、どこも発熱外来受診になりコロナ感染を除外してからの診察となるのですが、お腹が痛くて熱が出た時にコロナ感染ではないだろうと思っても、コロナ感染の除外が必要となりなかなか大変です。
胆石症も胆嚢炎(たんのうえん)となると、熱の原因にもなり得るわけで、熱が出てからの診察ではこのコロナ禍ではなかなか大変になります。
胆嚢の中に石がある状態では何も問題はないのですが、胆嚢の出口に石が詰まるようなことが起これば痛みの原因になるし、胆嚢炎にまでなると熱の原因にもなってしまいます。
普段の検診などでエコー検査を受けていれば胆嚢の中に石があるかどうかは判るので、やはり健診や人間ドックなどで自分の体をある程度把握しておくのは大切だと思います。
その上で、お腹が痛くなれば「医師から胆嚢に石があると言われた」と一言言うだけで、必要最小限の検査で正確な診断にたどり着けて、状況次第では手術を含めた早急な治療が可能になります。やっぱり健診や人間ドックって大切ですね。

内科・外科・皮膚科 西川医院 西川 宏信 (日本外科学会 外科専門医)
西宮市馬場町3-23 (阪神西宮駅から南3分・戎参道内・専用駐車場5台有)
TEL0798-33-5202

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