ケガのお話⑨ 人種による違いについて【田所クリニック 田所 丈嗣(医学博士)】(188号)

皮フ科・形成外科 田所クリニック
ヘルスコラム
ケガのお話⑨ 人種による違いについて【田所クリニック 田所 丈嗣(医学博士)】(188号)

ケガのお話⑨ 人種による違いについて【田所クリニック 田所 丈嗣(医学博士)】(188号)

日差しが強くなりましたが、紫外線による皮膚へのダメージも大きくなっています。かつて、米国国立衛生研究所(NIH)と食品医薬品局(FDA)との共同研究で人種間の紫外線ダメージの違いを調べたことがあります。
人種を白人、アジア人、黒人に分けると、白人はダメージを強く受け、黒人はさほど受けませんが、我々アジア人はその中間でした。日本人は白人よりも日光による発がんなどは起きにくいと言えます。しかし、ケガをした場合は話が逆転します。黒人は傷跡がケロイド様に残りやすく、白人はほとんどわからないほどきれいになります。やはりアジア人はその中間です。日本人に対しては、白人と同じ技術で治療をしても白人ほどきれいには治らないのです。他人種に比べ、日本人の皮膚は紫外線や外傷に丁度良いくらいに対応できていると考えられますが、体質的にケロイドになりやすい人もあるので、ケガをした場合は早めに専門の医療機関を受診して下さい。

皮フ科・形成外科 田所クリニック 田所 丈嗣 (医学博士)
西宮市田中町5-20-2F(エビスタ西出口すぐ)
TEL0798-36-1112 http://tadokoro-clinic.jp


関連記事一覧