理想的な睡眠を取るコツ【西川医院 西川 宏信(日本外科学会 外科専門医)】(176号)
ヘルスコラム
睡眠は個人差はあるものの、毎日決まった時間に寝て起き、大体6〜8時間程度を取ることで、深い眠りを得ることができます。深い眠りは脳内からアミロイドβタンパクを除去し、認知症の予防になると言われています。
朝起きて太陽の光を浴びると脳が覚醒モードになり、それから13〜15時間後にメラトニンというホルモンの分泌が始まります。このメラトニンにより脳が睡眠モードに切り替わり、深い眠りに入っていく仕組みです。また、昼間に運動すると脳を覚醒モードにするセロトニンというホルモンが分泌され、これが夜のメラトニンの分泌を助けます。しかし、メラトニンは白色LED照明やスマートフォンの光を浴びると分泌が止まります。
つまり、決まった時間に起きて朝に太陽の光を浴びて脳を覚醒させ、日中運動をして体を覚醒させ、暗くなると部屋は白色灯でなく暖色系のライトにしてスマホを見るのを控え、決まった時間に寝るのが理想的な睡眠を取るコツです。
内科・外科・皮膚科 西川医院 西川 宏信 (日本外科学会 外科専門医)
西宮市馬場町3-23 (阪神西宮駅から南3分・戎参道内・専用駐車場5台有)
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