インフルエンザにかからないようにするには【西川医院 西川 宏信(日本外科学会 外科専門医)】(175号)
ヘルスコラム
この時期最も気になる感染症といえばやはりインフルエンザで、予防といえば予防接種です。インフルエンザは年によって流行る型がいくつかあり、この中でどれが流行るのかを予想(多くは4つの型を想定)し、そのウィルスを不活化したもの(ウィルスの死骸のようなもの)を接種(注射)します。そして体がこれは危険なものと認識すれば抗体(ウィルスを攻撃する手裏剣のようなもの)の作り方を覚え、いざ気管や肺にウィルスが入ってきたときにこの抗体を素早く作ってインフルエンザを発症しないようにする仕組みです。
しかし、予防接種をしたからといって、流行る型が違っていたり、抗体がしっかり出来ていなかったり、体調が悪かったりすると発症してしまうこともあるので油断は禁物です。ふだんから、うがい、手洗い、マスクの着用、部屋の加湿に気を配る、風呂上がりや外出時、睡眠時など暖かく過ごす事(体温の低下による免疫低下の予防)などの対策は必要です。これらのことを守ってインフルエンザにかからない楽しい冬を満喫してください。
内科・外科・皮膚科 西川医院 西川 宏信 (日本外科学会 外科専門医)
西宮市馬場町3-23 (阪神西宮駅から南3分・戎参道内・専用駐車場5台有)
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