睡眠導入剤の危険性を知る【西川医院 西川 宏信(日本外科学会 外科専門医)】(177号)

内科・外科・皮膚科・性感染症内科・肛門外科 西川医院
ヘルスコラム
睡眠導入剤の危険性を知る

睡眠導入剤の危険性を知る

前号では、理想的な睡眠を取る方法をお話しました。正しい睡眠サイクルを守ることで、認知症の予防につながり、体の反応をよくすることで事故を防いだり、糖尿病や肥満、高血圧などの生活習慣病を防ぐのに役立つと言われています。睡眠が、いかに大切かということが理解されたかと思いますが、それでも「やっぱり眠れません…」という方もおられます。
その眠れない方へ処方するお薬ですが、昔からよく使われている睡眠導入剤は、頭のスイッチを全部一旦切ってしまうようなもので、脳へのダメージが心配されるようになっており、認知症との関連も指摘されるようになっています。
そこで、睡眠、覚醒に携わるところのみ作用させる薬が現在開発されています。昔から使用されている薬に比べて作用が弱いと言われていますがその分、脳へのダメージは少なく、中には認知症を予防する効果も期待されている種類もあります。これを機会に睡眠に関する生活習慣を見直して「良眠」を心掛けてはいかがでしょうか?

内科・外科・皮膚科 西川医院 西川 宏信 (日本外科学会 外科専門医)
西宮市馬場町3-23 (阪神西宮駅から南3分・戎参道内・専用駐車場5台有)
TEL0798-33-5202

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