春は曙、身体に優しい眠りによる休養のススメ【西川医院 西川 宏信(日本外科学会 外科専門医)】(191号)
ヘルスコラム
さて、だんだんと暖かくなって春を感じる季節となりましたがこの季節、日照時間が長くなることや、気温の変化、社会的にも卒業や入学、人事異動など環境の変化が起こりやすく、そのことで体調や精神的に不調をきたすことが多いと言われいます。枕草子によれば「春は曙」ということで明け方の感じがいいということですが、こういう時期だからこそできるだけしっかり睡眠時間をとってよく休むのが良いです。さらにできるなら寝る時間と起きる時間は一定に保った方が体には優しいとのことです。
さて、精神に変調をきたすとよく見られるのが「夜に眠れなくなる」という症状です。そんな事を自覚するようなことがあれば、お医者さんに診てもらってお薬の処方を受けるのが良いのかもしれません。最近は睡眠導入剤と言われる薬よりもホルモンのような作用をきたす優しい薬が主流になりつつあります。できるならそのような頭に優しい薬を飲んでゆっくり休まれる事をお勧めします。そして元気を貯めて夏に向かって頑張っていきましょう。
内科・外科・皮膚科 西川医院 西川 宏信 (日本外科学会 外科専門医)
西宮市馬場町3-23 (阪神西宮駅から南3分・戎参道内・専用駐車場5台有)
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