高齢者に関する法律知識【1】(172号)
法律相談
今回からは、高齢者に関する法律・制度等についてお話します。
高齢や物忘れなどによって、ご自身の財産の管理に不安が生じたり、悪質業者に多額のお金をだまし取られるなどの消費者被害に遭う危険性があります。 財産の管理を安心して行うには、信頼のおける人に財産管理を委ねることがよいと思われますが、身近に頼れる人がいないこともあります。このような場合、弁護士等の専門家に財産管理を依頼するという方法があります。
また、認知症などのために判断能力が低下している場合の財産管理については、民法で成年後見、保佐、補助という3つの後見制度が定められています。これらは、家庭裁判所に成年後見人、保佐人、補助人を選任してもらい、これらの人に財産管理を行ってもらうという制度です。
一度失われた財産を取り戻すのは容易なことではありません。ご自身や身内の方の財産の管理などにご不安がある場合には、遠慮なく弁護士に相談してみてください。
問い合わせ
弁護士法人 芦屋西宮市民法律事務所
西宮市甲風園1丁目8-1 ゆとり生活館AMIS5階
TEL 0798-68-3161 ※阪急西宮北口駅北西出口 徒歩約5分